冤罪事件と真犯人
いつまでたっても無くならないものの一つに冤罪事件がある。今日も足利事件の犯人とされた人物が服役中の刑務所から釈放された。DNAの再鑑定の結果、無罪である確率が高まったためだ。
いつも冤罪事件が明らかになったとき、伏せられている事実がある。一つは日本の有罪判決率の極端な高さである。99.9%とも言われる刑事起訴件数に対する有罪判決の高さは、あまりに異常だ。
あまり言われていない事がある。裁判所と検察は合同庁舎に入っているケースが多いと言う事だ。特に地方・簡易裁判所は地方検察局と同一の合同庁舎に入っている事は半ば当たり前であり、それだけ検事と裁判官が何かと顔をあわせる機会も多いと言うことでもある。
もう一つ、触れない事がある。それは野放しになった真犯人についてである。昔の事件であれば重罪でも15年で時効を迎え、以後は検挙される事もない。つまり真犯人は自身が犯した犯罪がバレない事に味を占め、狂暴化することである。そして他の迷宮入りした事件や単なる行方不明として処理されているものの中に、実際はその真犯人が、更なる殺人を重ねている可能性もある。
本来、処罰され収監されなければいけない危険な真犯人が、全く手付かずに放置され、いずれはある誰かに危害が及ぶことも本当は想定しなければならないのに…。



湘南メモリー/フルカット版より
湘南メモリー/フルカット版より
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